カルシウムを沢山含むチーズ

チーズはカルシウムを効率よく摂取するために効果的な食品です。
その量は牛乳の約6倍以上にもなり、種類によって値は違えどそれぞれのタイプで豊富なカルシウムを含んでいます。
最もカルシウムを多く含むパルメザンは、その量100g当たり1300㎎を含みます。
牛乳100g当たり110㎎なので10倍以上ものカルシウムを含んでいるのです。

日本で最も一般的で食べる機会も多いチーズであるプロセスタイプであれば、100gあたり630㎎を含みます。
成人なら1日に必要なカルシウム量は最低でも600㎎ですが、チーズだけで摂取するならばプロセスチーズ100g分です。
この量を牛乳で摂取するのであれば約3杯分の牛乳を飲まなければならず、お腹がゴロゴロしてしまうなどと敬遠されるか方も多いでしょう。
チーズであれば牛乳と違ってお腹がゴロゴロする成分である乳糖も含まないのでより手軽にカルシウムを摂取できます。

もちろん1度に100gのチーズは取りすぎにもつながるので他の乳製品や肉や魚などからもバランスよく摂取する事が必要です。
注意すべきなのはチーズのタイプによってカルシウム量は異なるので、熟成されていないフレッッシュタイプほどカルシウム量は少ない傾向にあります。
低カロリー低脂肪のカッテージもそれに当たり、カルシウム量は100g中55㎎しか含みません。
このタイプは熟成されているタイプとは違い栄養素の凝縮が弱く、その分食感のやわらかさの原因ともなる水分を多く含んでいます

そのためいくら多く食べてもカルシウムを効率よく摂取できません。
カルシウム量で選ぶのならプロセスタイプやナチュラルタイプの中でも熟成が進んでいるもので、カマンベールなどの白カビタイプな、チェダーなど硬質のものを選ぶと良いでしょう。
最近ではプロセスタイプの中にもカルシウムに特化したタイプも販売されており、少量でもたっぷりとカルシウムが取れるものもあります。
チーズならおいしく手軽にカルシウムを摂取できるので是非試してみると良いでしょう。