カロリーが低いチーズ

チーズ高カロリーのイメージをもたれがちですが、カロリーの高いものばかりではありません。
高カロリーなものには熟成の進んだハードタイプのパルメザンなどが代表的ですが、100gで475kcalの高カロリーです。
極めて平均的なプロセスタイプなら100g360kcal程で、他にも白カビタイプ、青カビタイプなど様々なチーズがありますがそのほとんどが300kcal以上のカロリーを持っています。
熟成度合いがすすんでいたり、原材料に生乳だけでなく生クリームなどを使用している場合はこのようにカロリーが高めになってしまいますが、それ以外の熟成があまりすすんでないものであればカロリーは低く抑えられます。

フレッシュタイプの中でもカッテージやリコッタ、モッツァレラなどはカロリーが低く、だいたい200kcal以下です。
これらは熟成をされていないので他と比べると極めて低カロリーだと言えるのです。
それに、熟成していないということは水分含有量が多いという事です。
水分が多いチーズは凝縮が進んでいないため、熟成タイプに比べるとカルシウムやビタミンなどの栄養素は低くなってしまいますが、その分低カロリーで、低脂肪です。

カッテージは中でも最もカロリーの低い100g105kcal、生乳を煮詰めて固まりと水分に分かれたところの固まりのみを取り出して水気を切るだけの簡単な製造方法です。
原材料も牛乳と酵素以外のものを使わず、牛乳そのものに近いような成分なのでとても低カロリーです。
また、リコッタチーズは146kcalでカッテージの次に低カロリーです。
リコッタは『再度煮詰めつる』というその名前の意味どおり、乳を煮る工程を二度行います

一度目は生乳を煮、固まりと水分に分かれたら固まりは取らず、水分のみを取り出します。
その水分に生乳を加え、再度煮ればリコッタチーズの完成です。
リコッタがカッテージよりもカロリーが高いのは取り出した水分であるホエーにも栄養素が含まれており、それにさらに牛乳を足すためカッテージ以上のカロリーを持つのです。
このようにカロリーの低いチーズがあるので、ダイエット中や脂肪の気になるかたはぜひ試してみるとよいでしょう。