チーズに関する具体的な種類

チーズには様々な種類があります。
その種類は世界中で1000種類を超えるとも言われています。
これらの種類多くのチーズを分類するために大きく分けて二つ、そしてそこからまた7つのタイプに分けての分類が存在します。

まず、すべてのチーズはナチュラルタイプかプロセスタイプかに分けられます。
ナチュラルタイプとは熟成工程を経て完成したチーズそのもののことです。
もうひとつのプロセスタイプは、ナチュラルタイプを数種類組み合わせて加熱加工されたものです。
このタイプは日本で最も一般的に消費されているタイプで、ナチュラルタイプと違って冷蔵保存の際の温度も細かい決まりはなく、保存期間も長く、そしてクセの少ない味に整えられているため日本人の間ではとてもなじみ深い味です。

そして、1000種類以上もの種類を持つのはナチュラルタイプの方です。
ナチュラルタイプこそチーズの原型であり、原産国や熟成の仕方、原料にする生乳の種類によってさまざまな種類の違いが生じてくるのです。
これらはおもに7つのタイプに属し、チーズなら基本的に熟成をさせるのでその熟成の仕方のしがいによってタイプ分けされます。
白カビを表面に植え付けた白カビタイプ、青カビを植え付けた青カビタイプ、山羊乳から作られたしシェーブルタイプ、表面を酒や水で洗って熟成させたウォッシュタイプなどがあります。

他にも硬質のチーズがあり、その形状そのまま硬いチーズとしてセミハードタイプ、ハードタイプがあります。
セミハードタイプは水分をプレスして抜き取って熟成させたもので、ハードタイプはさらに水分を抜いたものとされています。
一方で水分をたっぷりと含んだフレッシュタイプというものもあります。
ハードタイプと違ってみずみずしくて柔らかい食感で、その理由は熟成されていないところにあります。
このようにチーズにはその製造工程による味わいの異なるタイプが存在し、そこから枝分かれするように何百もの種類が存在するのです。