チーズに関する栄養成分

チーズは完全栄養食品とも言えるほどの栄養成分がぎゅっとつまった食品です。
チーズをつくる場合にはその10倍の牛乳が必要となります。
その為、出来上がった時の栄養成分は牛乳の10倍とまではいきませんが6倍以上もの栄養素を持っているのです。

それは熟成が進んだものほど栄養素がぎゅっと詰まっていき、少量でもたっぷりと栄養を摂取することが出来るのです。
ここに含まれる栄養素とはタンパク質、ビタミンA、B群、カルシウムに脂肪分、乳酸菌などが主な栄養素です。
体内の皮膚や筋肉、骨、血液などの細胞を作り出すもととなるタンパク質はこの4分の1を構成し、ビタミンA、B群はそれぞれに効果を持ちビタミンAはおもに肌の細胞を活性化するに肌効果を持ちます。
ビタミンB2も同じように細胞を活性化させる機能も持ちますが、おもに脂肪の代謝を活性化し、チーズそのものが持つ脂肪から同時に食べた食材の脂肪までを燃焼し、エネルギーや体内の皮膚や筋肉などの細胞を作り出させようと働きます。

豊富に含まれている脂肪は燃焼されなければ体内に蓄積されてしまいますが、このビタミンB2によって燃焼され、身体の細胞へと姿を変えます。
カルシウムはもちろん骨を補強しますが、血液中にも溶け込んで体中にカルシウムを運びます。
乳酸菌は腸に届いて整腸作用を発揮し、おもに便秘などの腸内環境を整えます。

このようにチーズはそれだけで脂肪などのエネルギーを燃焼し、体内の細胞を作り出すことができる高機能で高栄養の食品です。
その上、発酵食品ならではの特性として、どれも消化吸収されやすい状態で、身体に負担をかけることなく栄養成分を存分に摂取することが出来ます。
もちろんチーズの種類によってはフレッシュタイプなどの水分量が多く栄養分が少ないものはありますが、熟成期間を経たものほど濃い栄養素がギュッと凝縮しており少量でもしっかりと栄養補給が可能です。
まずは朝食からでもチーズを食事に取り入れるようにすると食事のバランスがぐんとアップするでしょう。